
Home Medical Care Centre KOZURU
こづる診療所
こづる訪問看護ステーション
こづるケアマネジメントセンター
在宅医療支援センター こづる
(2026年4月1日開設予定)
在宅療養支援診療所
こづる診療所(Kozuru Clinic)
こづる訪問看護ステーション(Home nursing Service)
こづるケアマネジメントセンター(Kozuru Care Management Centre)
在宅医療支援センターこづる(Home Medical Care Centre KOZURU)は、在宅医療の基盤となる3つの事業所の総称です。
2026年4月1日より、従来の「いばらき診療所こづる」を引継ぎ、新規に開設の運びとなりました。

「在宅医療支援センターこづる」開設のご挨拶
人の尊厳の基本は住み慣れた場所で「自由に生きる」こと
【尊厳と自由維持するために】
私たち人間にとって、真の「尊厳」とは何でしょうか。 それは、どのような病や障害を抱えていたとしても、自らの意思で生き方を選び抜き、その人らしい自由な精神を保ち続けることにあると、私たちは信じてやみません。 かつては医療機関にすべてを委ねるしかなかった時代もありました。しかし、今は違います。人生という物語の「仕上げ」の章をどこで、誰と、どのように紡いでいくか。それを自らの意思で決定できる時代が到来したのです。 尊厳ある時間の根底には、常に「自律」と「自由」が存在します。 皆様は、ご自身の、あるいは愛する方の大切な時間を、どこで過ごしたいと願われるでしょうか。

【組織改編のお知らせ】
このたび、長きにわたり皆様に親しまれてまいりました「いばらき診療所こづる」は、その理念をより具現化し、包括的なケアを提供するため、新たな一歩を踏み出すこととなりました。 診療所、訪問看護ステーション、そしてケアプランセンターという3つの機能を融合させ、「在宅医療支援センター こづる(Home Medical Care Centre KOZURU)」としてリニューアルいたします。 この統合は単なる名称の変更ではありません。「こづる診療所」による医学的管理、「こづる訪問看護ステーション」による看護の温もり、そして「こづるケアマネジメントセンター」による生活の調整。これらが三位一体となることで、在宅医療の強固な基盤を築き、ご自宅での療養生活をよりシームレスに、よりきめ細やかに支える体制が整いました。

【在宅医療の考え方:病院と家庭、そして生の肯定】
人間もまた自然の一部であり、生物学的な時間には限りがあるという宿命を、私たちは避けることができません。しかし、だからこそ問われるのは、その限られた時間を「いかに生きるか」という質の問題です。 現代医学は目覚ましい進歩を遂げましたが、病院はあくまで「治癒可能な疾患」と闘うための場所へと特化しつつあります。治療法が未確立な慢性疾患や、後遺症、あるいは認知症と共に生きる方々にとって、単に身体の安全管理のためだけに病院や施設へ入ることは、時に住み慣れた社会や愛着ある日常から切り離されることを意味します。それは、私たちが望む「豊かな人生」の選択肢と言えるでしょうか。 もちろん、入院が最善の愛護である局面もございます。しかし、ひとりの人間として尊厳を全うすることを考えたとき、住み慣れた我が家で、静謐な時間と愛する人々の優しさに包まれて過ごすこと以上に、魂が安らぐ場所はないのではないでしょうか。近しい人を思う心、それは、お一人お一人の祈りにも似た素朴な願いではないでしょうか。
【医療の「最先端」としての在宅ケア】
私たちは、「人らしく生きる」ための手段として、在宅医療と訪問看護の可能性を追求し続けています。 かつて在宅医療は、病院医療の下位にあるもの、あるいは「手の施しようがない場合の選択」と誤解されることがありました。しかし、それは間違いです。 医療技術の進歩により、高度な治療をご自宅で受けることが可能となった今、在宅医療は決して「底辺」の医療ではありません。むしろ、生活の質(QOL)を維持し、最後までその人らしさを守り抜くという意味において、「最良」かつ「最先端」の医療形態であると確信しております。病と共にありながらも、日常という土壌に根を張り、治療と生活を調和させることこそが、本来あるべき医療の姿ではないかと感じております。

【歴史と実績:茨城の地と共に】
私たちがここ茨城県の水戸市南部をはじめ、茨城町、鉾田市、小美玉市(旧 友部町、内原町、岩間町、美野里町、鉾田町、旭村)の近郊にて、在宅医療、訪問看護、そして緩和ケア(在宅ホスピス)の灯をともしてから、早二十数年の歳月が流れました。 この地で多くの患者様と出会い、数え切れないほどの「人生の物語」に触れさせていただきました。その中で私たちが学んだのは、人と人との繋がりが生み出す温かさと、最期まで生き抜く人間の強さです。特に当院では、お体の不自由な方への支援のみならず、在宅ホスピスや緩和医療に深く注力してまいりました。 2006年に国が「在宅療養支援診療所」という制度を創設しましたが、これは私たちが二十数年前から手探りで実践してきた「24時間365日の安心」や「自宅での看取り」という体制が、ようやく制度として追認されたものに他なりません。私たちはこの制度を最大限に活用し、長年の経験知を活かした、さらに厚みのある支援をお約束いたします。
【協働と約束:共に歩むパートナーとして】
在宅医療は、医師一人の力では完結しません。看護師、ケアマネジャー、そして地域の行政や介護事業所との緊密な連携(オーケストレーション)があって初めて、満足度の高い療養生活が実現します。 そして何より不可欠なのは、ご本人様とご家族様、そして介護に携わる皆様のご協力です。制度上の制約や、退院直後のご不安など、多くのハードルがあるかもしれません。しかし、どうかご安心ください。私たちは外来での出会いから、あるいはご自宅での初対面から、人生の幕が下りるその瞬間まで、皆様の傍らに寄り添い、共に考え、悩み、歩んでいく覚悟を持っております。
【結びに】

在宅医療には、百人いれば百通りの形があります。 「ここで過ごせてよかった」——そう心から思っていただける人生の仕上げの時期に、私たちが持ちうる全ての知識と技術、そして心を捧げます。 将来的なご希望のご相談も含め、どうぞお気軽にお問い合わせください。
質の高い迅速な対応を維持するため、訪問範囲は原則として当センターから10km圏内(車で20分以内)とさせていただいておりますが、疾患や状況に応じて柔軟に対応いたします。
新たな体制となった「在宅医療支援センターこづる」を、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

茨城県 水戸市 (南部)、茨城町、鉾田市、小美玉市(旧、友部町、内原町、岩間町、美野里町、鉾田町、旭村)近郊で在宅医療、訪問看護、緩和ケア(在宅ホスピス)がおよその対応エリアです。

このマークについて、よくご質問をいただきます。これは「禅」で言うところの「円相」から発想を得て作ったものです。


