日々の頭の中のぐるぐる

日々の頭の中のぐるぐる
症状が、いつか民話になるまで——看取りのベッドサイドで見ているもの新着!!

柳田國男を読み返していて、ふと立ち止まりました。座敷童の描写が、レビー小体型認知症の患者さんが語る幻視に、驚くほど似ているのです。薄暗い座敷の隅に、子どもがいる。害をなすわけではなく、いるとなぜか家が栄える。神隠しは、口 […]

続きを読む
日々の頭の中のぐるぐる
診療所の柱に来た燕——巣立ちと自立をめぐって新着!!

診療所の出入り口の柱に、今年も燕が巣をかけました。先日、六羽の雛が孵りました。診察に通う患者さんやご家族も、戸口でしばし足を止めて巣を見上げ、表情をやわらげていかれます。看取りの仕事に明け暮れる日々のなかで、この小さな命 […]

続きを読む
日々の頭の中のぐるぐる
太棹の一撥が腹に届くまで——文楽から、人間の寄る辺なさへ新着!!

子供だましではなかった人形劇 文楽——近松門左衛門に代表される人形浄瑠璃——を、西洋の人形劇のような子供向けの余興だと思っている人は、案外多い。けれど、この芸能が日本で熟していった背景を辿ると、まったく逆の像が立ち上がっ […]

続きを読む
日々の頭の中のぐるぐる
未完の馬とレクイエム ― 看取りのそばで考えたこと新着!!

看取りというと、血圧が下がり、呼吸が弱まり、心臓が止まる――そんな最後の数時間を思い浮かべる方が多いかもしれません。けれども長く在宅医療に携わっていて思うのは、看取りの本体はもっとずっと手前から始まっている、ということで […]

続きを読む
日々の頭の中のぐるぐる
「命」とは

哲学的理論から応用編へ——「命」の理解の地層構造 一、実存哲学——「この命」の固有性 **サルトル(Jean-Paul Sartre)**の「実存は本質に先立つ」という命題は、命に普遍的価値などないという宣言でもある。命 […]

続きを読む
日々の頭の中のぐるぐる
医の倫理、ACP、医療の意味

医の倫理学、ACP、医療の役割についての考察 どうせ死ぬのだから、何もしないでと言うのは、医療を否定するに等しい倫理的発想で、生物は生まれればいずれ integrityを失うので、医療には元々意味がないと言う事ですね ご […]

続きを読む
日々の頭の中のぐるぐる
延命とは

Aiにまとめてもらいましたので、よくできた方なので、少し長いですが、忘備録的に掲載しておきます。 ご指摘の通り、現代の医療現場や社会において「延命治療」という言葉の定義は極めて曖昧になり、時に重大な誤解を招く形で拡大解釈 […]

続きを読む