ツバメ二番子誕生
こづるステーションの玄関にツバメの巣ができて、7月20日に二回のひなが誕生しました。巣立ちまであと何日かですね。早く体力つけないと、親に置いて行かれて南に帰れないようで、来年戻ってくることができる、こは数%のようです
主なデータは以下の通りです。
新潟県の木下弘さんの調査(1978–1990年)では、足環を付けたヒナ6135羽のうち、生まれた場所の近くで繁殖したのは210羽(3.4%)で、オス160羽・メス50羽でした。 Tsubame-map
スペインとデンマークの調査では、翌年同じ場所で繁殖した1歳ツバメはスペインで19%、デンマークで3%と、地域差が大きく出ています。オスの方が生まれた場所に戻る傾向が強い点は各調査で共通しています。 Tsubame-map
東京・多摩地方の古い調査(金井1984)では、成鳥240羽・幼鳥1300羽に足環を付けて帰還割合を調べており、幼鳥の回帰率は成鳥より大幅に低いことが示されています。 Note
この低さの背景には、そもそも越冬地への渡りを含めた1年目の生存率の低さがあります。半年後の渡りの季節まで生き残るヒナは約13%という推定や、野生では7〜8割のヒナが1歳まで生き残るのが難しいという記述があります。 AnimarollGrape
まとめると、生まれた巣の近くに戻ってくる幼鳥の割合は数%(おおむね3〜数%、条件のよい地域でも十数%)というのが標識調査から得られている数字です。ただしこれは「戻ってこない=死亡」ではなく、生き残っても分散して別の土地で繁殖する個体が多い(特にメス)ため、純粋な生存率よりさらに低く見える点に注意が必要です。


